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椰子・椰子
小学館
川上弘美
ISBN4093861110
しみじみシュールで ほのぼのポップ
時空が静かにゆがみ、ヘンなモノたちが息づく日々。
川上弘美と山口マオがいざなう、ドライで可憐で不気味で切ない
「椰子椰子な世界」へようこそ。
3月20日−−−−雨−−−
朝からずっと雨が降っている。
雨が降ると子供の情緒が定まらなくなる。
「あめふりどうぶつが部屋の中にいるから、
ぼく機嫌が悪くなるよ」と言って は、
瓶に挿した枝垂桜の葉を散らすので、困る。
9月18日−−−晴−−−−
ひょうたんを磨いているうちに、踊りたくなってしまう。
ひとつ踊ってやれと 思い、足を踏みならしたり大声をあげたりして踊る。
くるくるとまわり踊るうちにひょうたんが割れて、
あたりがまっくらになってしまった。
夕方までまっくらままだった。
1400円(税別)
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