 |
|
職人学
講談社
小関智弘
ISBN4062118467
ものをつくる
職人は"たくみ"、技能者
小関さんは、昨年まで五十年余り旋盤職人として
製造現場に身を置いた、飛び切りの熟練技能者であり、
町工場の職人をテーマに数々の小説、
ノンフィクションを発表してきた作家である。
その小関さんが、「熟練」「技」とはなにか、
これからの時代にあるべき優れた職人像と、
その生き方はどんなものか体系的に提示されたのが、この力作である。
小関さんのお仕事の集大成の一面をもつ本であり、
現代の職人の技能と知恵の世界についての優れた証言集ともなっている。
熟練技能の伝承という課題を抱えるわが国製造業界に一石を投じる、
価値高い「人性論」の一冊に違いない。
(本書内橋克人氏のことばより)
目次
序章 職人の条件
ものをつくる/日立八万人に、たったひとり/
ノーベル賞の田中さんにも職人の一面/手だてを考え、道具を工夫する/
第1章 身につける
金属を舐める/湯面を見る/鉄が匂う、鉄が泣く/感性を豊かにする/
ハンマーを振る/教え下手、育て上手
第2章 場数を踏む
仕事を楽しむ/機械にニンベンをつけろ/現場百回、神話が崩れるとき他
第3章 ものを見る目を養う
生きて立ってる/工業製品に個性はあるか/美しいネジを作る/
レンズのヘソを見る/古い機械から学ぶ/
第4章 熟練工は一品料理を熟す
スッポンのテスト/"も"を日常化する/仕事をイメージする
第5章 超一流に挑戦する
機械に銘を打つ/缶詰のふたで世界へ/現場は宝の山/
削らなくても、こんなものが/超一流のパン職人も/情報は限られた言語にすぎない/
第6章 仕事を通して徳を積む
町の知恵を生かす/大企業の技術を生かす他
第7章 職人の喜びと誇り
道具づくりは自己表現/のめり込む瞬間を持つ/ものの寿命を考える/
世界発信する木型職人/
職人学 講談社 小関智弘
1600円(税別) |
|