その日のまえに
文藝春秋
重松清
ISBN 4163242104
神さまは意地悪だから、大切なひとを遠くへ連れ去ってしまう。
昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。
それを不意に断ち切る、愛するひとの死 。
生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。
僕たちは「その日」に向かって生きてきた
男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、幸せな一生なのか。
消えゆく命の前で、妻を静かに見送る父と子。
感動の重松ワールド 。
世の中にこんなにたくさんひとがいて、
こんなにたくさん家族があるのに、
どうして、和美 だったんだ?どうして、わが家 だったんだ?
悔しい。
悲しい。
僕は子どもたちの肩に両手をかけたまま強くまばたいて、
まぶたに溜まった涙を外に絞り出す。
涙よ、邪魔するな。
僕は自分の妻を、もっと、ずっと、見つめていたいのだ。
■目次
ひこうき雲
朝日のあたる家
潮騒
ヒア・カムズ・ザ・サン
その日のまえに
その日
その日のあとで
その日のまえに 文藝春秋 重松清
1429円(税別)
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