鎖国してはならない
講談社
大江健三郎
ISBN 9784062107792
ノーベル賞作家の魂のメッセージ。
同胞とこの惑星の全ての住人に向けて同時代と明日に伝えたい。
「いまこの本を編集して見出すのは、幾つもの主題がしだいに収斂してきているということです。
それは生涯の終幕にさしかかって、私がこれを人に語らたい、
この国の同胞にも、また外国人に向けても、と望む−
つまりわれわれの惑星のすべての住人に向けて、ということになりますが−
主題が、いまや1行にまとめることすら可能だ、ということです。
つまり、日本人は「鎖国してはならない」という1行の日本文に」
大江健三郎
野球の好きな人だったら、2、3日前に、イチローのことが
新聞に出ていたのをお読みになったと思います。
イチローがメジャーリーグの凄いバッターに、
「バッティングとは何だ」
と訊いた、というんです。
そうすると、
「自転車に乗ることをオボエルみたいなものだ」
といわれたということです。
その話を、イチローさんが新聞記者に話したのらしい。
しかし、どうもイチローさんはよくわかってない、と私は思った。
新聞記者もよくわかってないわけです。
メジャーの選手はどういいたかったかというと、
バッティングというものは、人に質問するようなものしゃない。
人のいうことを真似たりするものでもない。
頭で考えるわけじゃなくて、身体で納得して自分のものにするものだ。
そうすると、いったんスランプになっても、
それを自分の力で乗り越えることができる。
こういいたかったんだと思いますね。
それは柳田さんの考え方と同じです。ヤナギダ選手じやなく、
ヤナギタ先生の考え方ですね(笑)。
1700円(税別)
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