拉致 北朝鮮の国家犯罪   拉致
北朝鮮の国家犯罪

講談社文庫
高世仁

たしかに金正日は謝罪した。しかし、問題は何も解決していない!


いつまでこんな事を許しておくのか!
横田めぐみさんが消息を絶ってから四半世紀、
さまざまな「失踪事件」が「拉致」であることは周知となりつつある。
そして八尾恵証言で有本恵子さん誘拐への「よど号」グループの
関与が暴露されるに及び未曾有の国家犯罪が白日に曝された。
読者よ、家族の痛切な叫びを聞け。
(本文「娘をかえせ」改題)

ピンクレディーが爆発的なブームを巻き起こしていた。
「渚のシンドバッド」、「UFO」などの軽快なヒット曲が、日本中のちまたに流れた
一九七七年(昭和五十二年)。新潟からひとりの少女が忽然と消えた。
十一月十五日は火曜日であった。新潟市立寄居中学校一年三組の横田めぐみは、
バドミントン部の練習を終えて帰路についた。
めぐみは紺色の制服姿で、紺の手提げ鞄とラケットを入れた赤いスポーツバッグを
手にしていた。二人の部活仲間と一緒に校門を出たのが六時半近く。
いつもより遅かった。すでに日が沈んで二時間がたとうとしている。
あたりは真っ暗で、通りには街灯が灯っていた。
三人は校門の前の「営所通り」を北西にのぼっていった。
この一帯は砂丘で、「営所通り」は海に向かっていったん上り坂なり、
そのあと下って日本海に突き当たる。通称を「シベリア板」といい、
海からまっすぐに寒風が吹きぬけてくる回廊になっている。
おしゃべりに夢中になって歩く少女らの顔にも、初冬の海風があたっていた。
ひとりめの友人、尾山かおり(仮名)は校門を出てすぐの路地を右折して別れた。
もう一人の友人、岸中洋子(仮名)がめぐみと別れたのは、
校門から約二〇〇メートルのぼったバス通りとの交差点だった。
めぐみの家はそこからさらに200メートルほど直進し、
二つ目の路地を左に折れていったところにある。めぐみは、交差点の角で
バイバイと手をふり、通りの左側の歩道を海のほうに向かって歩いていった。
六時三十五分ごろだった。
その後ろ姿を最後に、めぐみは消息を絶った。
(本文「十三歳になったばかり」より)

目次
読者のみなさんへ 横田滋
第一章 新潟から消えた少女
第二章 元北朝鮮工作員の証言
第三章 カップル連続蒸発事件を追って
第四章 犯人が語る拉致のからくり
第五章 工作船は拉致運搬船
第六章 共犯者は日本にいる
第七章 帰ってきたレバノン女性
第八章 「よど号」グループの秘密工作
第九章 時間との闘い
あとがき
解説 関川夏央

590円(税別)


拉致 北朝鮮の国家犯罪 講談社文庫 高世仁 単価 590円 購入数

備考

■北朝鮮という國を知っていますか?!
拉致
北朝鮮の国家犯罪
高世仁 講談社文庫 590
謎の独裁者・金正日
実践「危機管理」
テポドン・諜報・テロ・拉致
佐々淳行 文春文庫

552

めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる 横田早紀江 草思社 1500
北朝鮮「対日潜入工作」
別冊宝島Real038
恵谷治+神浦元彰+
高世仁+野村旗守+
宮塚利雄
宝島社 1200
北朝鮮生活
カメラに映らない「北」の市民社会
著・チャン・キホン/
訳・宮塚利雄
(山梨学院大学教授)
イーストプレス 1400


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