まぐろ土佐船 小学館 斎藤建次   まぐろ土佐船
小学館
斎藤建次

第七回小学館ノンフィクション大賞受賞。
「縄船はシケでも絶対逃げん!」
マグロ船に命を賭けた海の男たち!
遠洋漁業のコック長が見つめた航海1770日の記録。

「これは体験記を超えた現代の漁民文学だ。」
(評論家・野田正彰)
高知の漁船は一攫千金の夢を追って世界の海を駆けめぐる。
マグロ漁の厳しさと、死の危険や孤独と直面しながら豪快さや
優しさを忘れない男たちの姿を、3度の航海を体験した著者が、
躍動感あふれる筆致で描いた感動作。

ミナミマグロの平均体重は40キロ。
この一本のマグロから一体何人分の刺身がとれるのか。
まず、頭を落としたマグロを三枚におろし、片身を背と腹、
上半身、下半身の4つ割りにする。
両身合わせて8つの切り身がでさる。腹身をメンブシ、
背の方をオンプシと呼び、トロはメンブシに多く含まれている。
大トロは腹わたに接する部分で筋が多く、船員たちは「腹んぼ」と呼び、
刺身にするには余りにもドギツ過ぎる。船では竜子レンジで調理するか、
砂糖醤油につけて照り焼きにしてしまう。
腹のちょうど中頃が中トロ、尾の方がトロ。背中の脂身を背トロという。
トロの良し悪しでマグロ一本の値打ちが決まると言われるが、
この高価なトロは魚体の20%といったところか。
船内では、八つに切り分けた一つのブロックで20人分の刺身を切る。
40キロのマグロ1本で160人分。
料理屋なら上品に盛って200人分は優にとれるだろう。
寿司屋でマグロの刺身が一人前2千円くらい。
200人分で40万円という計算が成り立つかどうか。
土佐船の昼食はマグロの刺身と決まっている。
バチやキハダが多いが、ときどき傷もののミナミマグロが揚がってきて、
船員たちのおかずとなる。365日、毎日刺身ばかりで飽きないかと
よく開かれるが、これが毎日ビフテキなら胃がムカついてくるだろう。
マグロに限って飽きることはない。
(「第三章 転落事故 マグロ料理」より)

目次
序章
第一章 新漁場へ
第二章 初航海
第三章 転落事故
第四章 補給・転載
第五章 赤道アンゴラ沖
第六章 別離
第七章 疲労困憊
あとがき

1500円(税別)


まぐろ土佐船 小学館 斎藤建次 単価 1,500円 購入数

備考




■みんながみんな、サラリーマンになる必要なんてない! 漁師編
語り/宮崎弥太郎
聞き書き/かくまつとむ
撮影/前田博史
小学館
1300

辻学園
辻クッキングスクール監修
成美堂出版
1300

中坊徹次
岩田明久
波戸岡清峰
高崎冬樹
小西英人
週刊釣りサンデー
1900

斎藤建次
小学館
1500

塩野米松
新潮社
1700



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