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池袋北口職人大学
彰国社
東京建築カレッジ「池袋北口職人大学」編集委員会編
ISBN4395510671
「本ものの家づくり」をしたくて池袋に通う若者たちがいる。
教師と若者たちの行動を通しながら、
この学舎での教育の実際、働きながら学ぶという姿を生き生きと描き出す。
東京建築カレッジ7年間の活動と指導の軌跡!!
池袋は新宿・渋谷と並ぶ都心有数の繁華街である。JR池袋駅の
利用客は一日およそ114万人。その巨大なターミナルの中に、
目立たない小さな出口がある。池袋北口。ここを出て、右手に
清掃工場の煙突を身ながら山手線に沿って進み、こじんまりと
した平和通り商店街をしばらく歩いたところに、東京建築
カレッジがある。建築産業で働く若者たちが木造建築の技術・
技能を学ぶ。職業能力開発短期大学校である。
この学校の特徴は、働きながら学ぶというところにある。
若者たちは、日ごろは建設関係の事業所に所属して現場で働き、
週に二日、二年間学校に通う。二学年合わせて六十ほどの小人数
制を敷いている。
日本の伝統的な木造建築技術は世界に誇るレベルを持っている。
その技術を受け継いできた建築職人は、社会からもっと評価されていいはずなのに、
いつの頃からか世の親たちは子どもたちにこういうようになった。
「勉強しないなら職人にでもなれ」
しかし、本当は一流の職人ほど勉強する。
松浦棟梁は言う。
「まだ自分は棟梁と呼ばれていいものかと思うときがある。大工は一生勉強です」
人間国宝に選ばれた人物さえ、まだ勉強しなければならない。
職人の技は、それほど奥が深い。いま、世の中はシックハウスが問題になり、
自然や環境にやさしい家づくりが関心を呼んでいる。
健康に暮らせる住まいを求めるのは当然のことである。
そして、木の良さを生かした日本の伝統構法は、初めからこのような問題をクリアしてきた。
池袋北口にある小さな職人の大学、東京建築カレッジ。人は若く、夢は大きい。
(本文より)
目次
第1章 後を継ぐ勇気をくれた
親父の背中を見ながら、建築の世界へ足を踏み入れた。
続けられるだろうか、腕は未熟だ、もっと技術を身につけたい。
迷いがらカレッジの扉をたたいた。自分と同じような仲間が
いた。この道を行こう。親父の後を継ぐ勇気をカレッジがくれた。
第2章 山と木に触れる 第3章 みんなの実習棟が建った
第4章 力学に悩む 第5章 働きながら学ぶ
第6章 技を学ぶ女性たち第7章 西岡棟梁の墓を探す
第8章 「神輿」が舞った第9章 辞めた君も終了式の歌を歌った
第10章職を継いで地域に根ざした仕事を拓く
池袋北口職人大学 彰国社 東京建築カレッジ「池袋北口職人大学」編集委員会編
1500円(税別)
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