「ひきこもり」だった僕から 講談社 上山和樹

「ひきこもり」だった僕から

講談社
上山和樹
 

「ひきこもり」だった僕から

講談社
上山和樹
ISBN 4062110725

生きることの不安、家族人間関係の摩擦、社会的孤立感・・・
誰の心の中にもあるどうしようもないジレンマ、
人生へのおののきを赤裸々に語った感動の書!

熟での成績、一年の終わりにトップ。
このまま、灘から東大に行くんだ。みなぎる自信。
父が一カ月間、家に帰ってこなかったことがあった。
理由を母に尋ねると、「なに言ってんの、毎日帰ってきてるよ」。
・・・心底ゾッとした。
「ごめんな、お母さん。あきらめてくれ。俺は、お母さんの失敗作や」
「何てこと言うの・・・」泣き出す母。
僕は「弱い人間だ」・・・そのことのどうしようもなさに身もだえしていた。

「上山さん、私、息子の声を知らないんです・・」
同じ家の中に暮らす三十歳になろうとする息子さんは、
もう十五年以上も「まったく口をきいてくれない」という。
ずっと、「筆談」。
一つ屋根の下に暮らしている実の母親と、十五年もの間
「完全に口をきかずに」過ごすためには、
一体どれほどのエネルギーを必要とするのだろう?
「話をする」ことへの、完全な拒絶。
僕にできることなど、あるのか?
僕もそうだったが、ひきこもり当事者の多くは、
「ここまでおかしな状況に迷い込んでいるのは、自分一人だろう・・・」
と思いこんでいる。その思いが、羞恥心をますます強め、
家を出る取り組みをますます困難にしていく。
あまりの相談件数の多さ、苦しんでいる当事者・家族の苦痛のあまりの大きさ、
そして何よりも、
「自分の過去の経験をうやむやにはしたくない」
という僕自身の強い想いによって、僕はだんだんとこの活動にのめりこんでいった。
いまはもう、自分の人生を賭けたライフワークとして、覚悟を決めている。
(本書プロローグより)

目次
これまで(自分へ)
 記憶に刻み込まれたこと/転校、ドキドキ/熟へ/
 中学受験/体罰教師/異変がはじまる/家を出る/
 すべての歯車が変わりだした/相談を受ける、が他
いま(いまから)
 なぜああいう状況におちいったのか/親と子のジレンマ
 犯罪者予備軍?/「オタク」と「ひきこもり」の違い/
 「自分を変えろ」と言われつづけて/親の望まない形の自立/
 問題を自覚した人間の孤立化/〈理不尽さ〉への抵抗/
 「〈自分〉を捨てろ」?/誰だって「当事者」のはず/
 このマイナス体験を原動力に/とにかくはじめなければ他

「ひきこもり」だった僕から 講談社 上山和樹

1500円(税別)



「ひきこもり」だった僕から 講談社 上山和樹 単価 1,500円 購入数

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