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不登校へのメッセージ
「学校へ行けない」のには理由がある
朱鷺書房
黒川昭登/上田三枝子
ISBN4886024114
「しつけが大切」「本人の意識が問題」という不登校への理解は間違っている。
子どもに愛情を伝えることができれば、不登校は必ず回復するのだから。
それは一時的な回り道であっても、決して人生の敗北ではない。
では、なぜ愛情が伝わらないのか、どうすればつたえられるのか?
【はっきりいって、文部科学省は間違っている】
パブロフは「鳥の翼がいかに完全であれ空気がなければ、
鳥は空をとべない」と言った。そして、「理論は、『事実』が
なければむなしい羽ばたきをするだけである」と言って、
理屈だけが先行する愚をいましめている。
「不登校」という現象は、現代の青少年のかかえる中心的な
問題の一つである。にもかかわらず、これほど「事実」が軽視された
研究課題はないと思われる。
文部省(現・文部科学省)は、一九九八年八月二七日の
「不登校の現状と今後の施策について」(文部広報)において、
不登校の原因を次のように言っている。
1 家庭における幼少期からの「しつけ」
2 子どもの多様な能力、適性に対応できない学校
3 学校に行かないことを悪いと思わない本人の意識
はっきりいって、文部科学省は間違っている。
目次
第1章 不登校は君の責任ではない
不登校は恥かしいことか「勉強はちゃんとしたい」
体が動かないから行けない
理由がわからないから不安になる
君は精神的におかしい子ではない
原因はストレスにある他
第2章 学校へ行こうと思うと体の具合が悪くなる
身体症状とストレス/頭が痛い/何回もトイレに行きたい他
第3章 君は学校が楽しかったか
保育所や幼稚園に行きたくなかった/学校では声が小さかった/
読んだり、歌ったりできたか/スポーツは好きか他
第4章 不安、恐怖、恥かしさ
登校しようとすると足が動かない/恥かしさの内容/学校以外
での恥かしさ/君は恐怖心が強くないか他
第5章 人間関係がうまくいかない
孤独が問題だ/「自己」へのとらわれ他
第6章 君は親に何でも話せるか
親には心配させたくない/ありのままの自分をさらけ出すことが
できない/こんな親に話ができるか他
第7章 不登校は幼少期と関係がある
君は幼少期を思い出せるか/親は安定した心の持ち主か/感情
表現がほとんどなかった/役割演技、無表情、作り笑い他
第8章 「母子関係」を親子で検討しよう
親も子も真実を知る必要性/親も子も愛することがわからない他
第9章 子どもにとって「愛情」の意義
母子関係に着目しよう/「男の子育て論」に惑わされるな他
第10章不登校の子どもにどうかかわるか
一般論を言ったり激励したりしなかったか/あなたは「手段的な子育て」をしてきた/
ありのままの気持ちを表現してきたか/
「規制」ばかりすると「反発」する他...
不登校へのメッセージ 「学校へ行けない」のには理由がある
朱鷺書房 黒川昭登/上田三枝子
1600円(税別)
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