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茶室建築の実際
理工学社
松嶋重雄
ISBN 484453503X
計画から設計・施工までを具体的にわかりやすく解説!!!
■茶室の設計なんて、先人の物真似さとか、茶室・数奇屋なんて、
吹けば飛ぶような建物で、本当の建築じゃないという建築家もいる。
しかし、茶室こそ、建築におけるほとんど唯一の純粋美追求の世界であり、
構造も設備も、そして工費さえ、ただ美のための小空間に追随させ、
奉仕させてゆく世界なのである。写しや本歌どりは、極限宇宙に到達した
先人への真底からの感嘆と傾倒から作られるのであって、物真似と笑うなら、
先人たちを凌ぐデザインを創り出してみせるしかない。
(本書序文より)
■千利休により数奇屋の原点といわれる待庵がつくられてから、
すでに400有余年が過ぎ去り、その間、現代までに数多くの
茶室がつくられている。茶室は、日本の木造建築の原点といわれ、
古くから親しまれているが、自分が茶室の設計に直接たずさわる
ことになると、なぜか尻込みをし、敬遠しようとする人が多い。
一つは、茶室が茶道という家元制度によってかためられた、一種
の特殊な社会のためにつくられる建物であり、そこには、一般の
設計者や施工技術者が知らない、何か秘密めいた得たいのしれない制約が
数多くあるのではないかという、恐怖に近い不安感であり、他の一つは、
現在の建築物が、規格化された部材を中心に設計され、
施工されていくにの対し、茶室建築では、素材の組み合わせや
各部の寸法など、現在の建築とはかけ離れた設計手法と
施工法を必要とすることにたいする自信のなさである。
(はしがきより)
▼本書の特徴
1 一流派の考え方のみにこだわらず、だきるだけ多くの流派の
代表的な考え方を明示し、その違いを理解してもらうこと。
2 茶室の素材の組み合わせについては、古い名席の実例をあげて、
設計の際の考え方たすけることにした。
3 茶室の比例の考え方について、可能な限り具体的に説明した。
4 現在の技術と茶室との整合についても、将来見通しを含め、
可能な限り説明した。
目次
第1章 基本的事項
第2章 茶室の平面計画
第3章 畳
第4章 炉と釣り棚
第5章 出入り口
第6章 窓
第7章 床の間
第8章 天井
第9章 壁
第10章 屋根
第11章 基礎
第12章 水屋
第13章 露地
茶室建築の実際 理工学社 松嶋重雄
9700円(税別)
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