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雑読系
晶文社
坪内裕三
ISBN4794965591
「地味な本」だから、私は好きなのだ。
雑読って?読んで字のごとく。雑多な読書である。
権威や体系というものに交じり合うことはない。
時々、聞こえてくる本からの声に耳を傾けながらの読書。
「本らしい匂いを持った新刊がひっそりと、刊行されている。
多くの人が気がつかない、そんな『地味な本』が、私は好きだ」
そんな著者が、書店で立ち止まり、手にした本は・・・・ブラドギー『わたしの死の物語』。
宮崎芳三『太平洋戦争と英文学者』。『これは恋ではない 小西康陽のコラム1984ー1996』。
アリエス『歴史家の歩み』。『座談会明治・大正文学史』。『杉浦茂ー自伝と回想』。
カーヴァー『英雄を謳うまい』・・・。
小説、伝記、歴史書、日記、コラム等、一見なんの脈絡もない本である。
しかし、この「雑読系の読み手」にかかると、一本の道が無数の道に連なっているように。
自在な、雑読系を楽しんでいただきたい。
(本書より)
著者について
坪内裕三(つぼうち・ゆうぞう)
評論家。一九五八年、東京出身。早稲田大学文学部卒業。
月刊誌編集部を経て文筆業に。アメリカ文学、明治・大正文化史を研究。
著書に『ストリートワイズ』『古くさいぞ私は』『文化本を狙え!』
『後ろ向きで前へ進む』(晶文社)、『シブイ本』『文学を探がせ』(文藝春秋)、
『靖国』(新潮社)、編著『明治文学遊学案内』『明治の文学』全25巻(筑摩書房)。
『慶応三年生まれ 七人の旋毛曲り』(マガジンハウス)で
講談社エッセイ賞(第17回)受賞する。
雑読系 晶文社 坪内裕三
2000円(税別)
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