処刑の科学
第三書館
バート・ロンメル
遠藤比鶴訳
ISBN4807495011
ギロチン、ガス室、電気イス、致死薬注射、
…古今東西、最新ハイテク処刑まで初公開。
日本の出所後の殺人者たちが「死刑」を語った解説と、
拘置所の死刑執行人による体験告白も収録。
「どうやって処刑は行われるのか?!」
●日本の出所後の殺人者たちが「死刑」を語った解説と、
拘置所の死刑執行人による体験告白も収録。
歴史が始まって以来、殺人は常に人類と共にあった。
個人によるそれは人殺しと呼ばれ、国家によれば、それは処刑となった。
処刑とは、人類最古の慣習の一つに数えられる国家権力による公的な殺人である。
処刑を行う理由は様々であり、その方法も多岐にわたる。
死をもたらす技術が生命を維持する技術よりも常にはるかに進んでいた。
これは人類の歴史における暗い側面だ。
18、19世紀には腕前が良いことで知られた死刑執行人がいたし、
ギロチンは人を殺す技術の粋を究めたものであった。死刑の歴史と技術を語るとき、
そこには一貫して流れるテーマがいくつか存在する。
第一に国家人間を殺す権利があるのかということ。
第二に極刑を課すことの目的と正当性に関する不変の論争。
第三に適正に、人道的な方法で、痛みすら感じないように行うべきだとする
今日的な風潮。本書では殺人の技術に重点を置き哲学的側面には
ほとんど触れていない。殆どの哲学的見解は、知的自己満足の域をでないもので
あるため、主に死の技術の研究を中心として、考察を進めた。
(本書まえがきより抜粋)
1500円(税別)