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殺人現場を歩く
ミリオン出版
蜂巣敦
山本真人・写真
ISBN 4813010814
かつて・ここで・人が・殺された...
見慣れた日常の風景が変容する18の事件・18の現場!
二十一世紀に入ってから、東京都内とその近郊の殺人現場を
見てまわることが多くなった。そこで見たものは、不思議に懐かしい風景である。
基本的に「殺風景」なのだ。
人間が殺害されたという事実が、風景の中核を空洞にしていた。
あらかじめ用意された人造的な記号のなかで、人間の本質的な
意味を問い直さねぱならない逆説的な風景なのである。
たとえ殺人現場が都市の中心部であろうととも、
郊外の不毛の風景をかたちづくるパースペクティブが存在して
いたのだ。殺人現場の周辺に、私がなにか甘いセンチメンタリズムを
感じたのは、子どもの頃に見た風景とリンクしたからなのか、
それとも、自分が帰結かる場所を捜し当てた満足感なのか、
正確には判断できない。ただわかるのは、もはや都市は、
不毛が生じた部分を埋めるだけのモチベーションを
持ち合わせていないということだ。
そう、もはや都市は八〇年代に見せたやみくもな熱狂を保持していない。
むしろ、九〇年代に入って以降、急速に郊外化しつつある。
実際に殺人現場をまわってみて、過剰と飽和の果ての、
都市の郊外化という現実を強く感じた。
(はじめにから)
目次
殺人現場の風景 [1]
綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件
目黒不動バラバラ殺人事件
埼玉愛犬家連続殺人事件
市川市一家四人殺害事件
新宿西口バス放火事件
JR東京駅コンビニエンス店店長刺殺事件
新宿ダハコ店経営者連続殺人事件
池袋通り魔連続殺傷事件
宮崎勤事件(連続幼女誘拐殺人事件)
殺人現場の風景 [2]
世田谷一家四人殺害事件
桶川女子大生ストーカー殺人事件
東電OL殺人事件
浅草女子短大生刺殺事件
柴又女子大生殺人放火事件
八王子スーパー強盗殺人事件
つくば母子殺害事件
板橋スナック四人密室殺人事件
井の頭公園バラバラ殺人事件
殺人現場を歩く ミリオン出版 蜂巣敦 山本真人・写真
1700円(税別)
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