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死刑囚
最後の晩餐
筑摩書房
タイ・トレッドウェル/ミッシェル・バーノン
宇佐和通訳
ISBN4480863486
この世の終わりに、人は何を食べたがるのか。
アメリカには、死刑執行直前の囚人が食べたいものをリクエストできる制度がある。
確実に、数時間後に「死」が迫っている死刑囚。
その極限の精神状態で、彼らは何を臨んだのだろうか。
彼らが犯した凶悪事件とメニューに因果関係はあるのか。
そこには犯罪者のどんな心理が反映されるのか・・・・。
あなたなら、いったい何を食べますか?
巻末解説/坂本敏夫(ノンフィクション作家・元刑務官)
「汝、食べるために生きるべからず」とは言うものの、食が人間にとって
最も大切な行為のひとつであることは間違いない。
食という行為は、命の炎が燃え尽きる寸前まで人間について回る。
本書は言わば「死ぬために食べる」ことを強いられた人々に関す
るドキュメントだ。アメリカでは、犯罪の内容がいかに凶悪な
ものであれ、死刑囚が最後の食事のメニューを自由に選べることになっている。
この制度はどの州においても慣例として行われていることであり、死刑制度の
儀式的な部分において最も大切な部分と言っても差し支えない。
死刑囚に最後の食事を与えるという儀式は、元を辿れば、絞首刑が公開で
行われていた時代、牢獄と刑場の間で馬と囚人を一休みさせ、
水と軽食を与えたことが始まりだったという。
大量殺人でその名をアメリカ犯罪史に残したシリアル・キラー(連続殺人犯)
ジョン・ウェイン・ゲイシーは、フライドチキンとエビフライを頬張り、
ダイエットコークで胃袋に流し込んだ。
強盗殺人犯デビッド・カスティーヨは、山のようなメキシコ料理を平らげた。
アメリカで死刑制度復活(一九七六年)以降最初に死刑を執行された女性
マーギー・ヴェルマ・バーフィールドは、スナック菓子とチョコレートバー、そしてコーラを
最後の食事として選んだ。凶悪犯は、自分が死刑になるとわかっていても
レアステーキを食べられるほど神経が太いのか?
(本書著者宇佐和通氏まえがきより)
■目次
CHAPTER1 春に刑を執行された18人
食べすぎから胃薬も注文したウォルター・バーンハート・
ラグラン他
CHAPTER2 夏に刑を執行された21人
こだわりチーズケーキを二個希望したハロルド・マックィーン他
CHAPTER3 秋に刑を執行された12人
看守からチョコバーを贈られた毒婦マーギー・ヴェルマ・バー
フィールド他
CHAPTER4 冬に刑を執行された15人
執行前夜、刑務所でパーティーを開いたゲイリー・マーク・
ギルモア他
巻末付録 アメリカの刑務所のお味拝見!
刑務所一般食レシピ/州別刑務所ミシュラン
死刑囚 最後の晩餐 筑摩書房 タイ・トレッドウェル/ミッシェル・バーノン 宇佐和通訳
1600円(税別)
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