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親と子が育てられるとき 岩波書店 内田也哉子・志村季世恵  

親と子が育てられるとき
岩波書店
内田也哉子・志村季世恵
ISBN4007000417

いのちのつながりを求めて!!

子どもの頃のこと子どもを産んで子どもを叱ること
夫婦のかたち暴力のゆくえ癒しということはらたくということ

季世恵さんへ
わたしたちが出会ってから、もう、いえ、まだ三年しか経っていないのですね・・・・。
この長いようで短いトキの流れは、わたしの二六年間の日々のなかでもかけがえのない存在感を放っています。
きっとこんなこと、出会うひとみんなにおもわれているのでしょうね。
そして、ご本人にしてみれば、どの出会いも特別なことなのでしょう。
だから何もわたしが敢えて言うほどのこともないのですが、こうして筆を走らせていると、
なぜだか伝えたくなるのです。季世恵さんというひとが、そのぬくもりを、
その魂をもって今ここに存在しているということが、どれほど豊かですがすがしいことか・・・・
再会するたび、胸に打ち寄せるのはそんな思いばかりです。
なんだか、恋文のようになってまいりました(笑)。
正しいとか、正しくないとかの価値観ではなく、心地よいか、そうでないか、
その感受性に忠実でありたい。それが自分や世間との関わりあいにおいて、
もっとも大切なはじめの一歩だということを、あなたは身をもって教えてくれます。
いえ、教えるつもりなんてなく、あるがままに溢れているのです。
季世恵さんの頬からこぼれおちる微笑が、いまにも目に浮かびます。
常に思うのですが、当たり前に自然であることほど難しいものはない気がしてなりません。
「あたりまえ」「しぜん」も白黒はっきりしない曖昧な言葉です。
でもわたしは、そのことば自体がいつもバランス感覚を保っているのだと思います。
なにが自然で当たり前かということは、それぞれの人の経験や状況のはざまで、いつも揺らいでいます。
そのゆらぎこそが個々の持ち味。そして、その絶妙な持ち味をひとりの人間として、
季世恵さんは常に正直に味わっているのだと思います。
また、それを躊躇なく相手に見せられるからこそ、ひとはあなたに共鳴し、
各々の「自然な姿」を探す旅に発てるのかもしれません。
やさしい手で、背中をポンと押してもらうときの、あのなんとも言えない、
胸の隅をちりちり焦がすような不安と昂揚・・・・・
人生は計り知れない心地よさに溢れているのですね。
少なくとも、そう信じる力は衰えるはずがありません。
なかなか、話す言葉で表現するのは難しいことですね。
実際、言葉は交わさなくても、同じ空間にいるだけで伝わること、通じあえることがあるように思えます。
わたしたちの共有するひとときが、この本を手に取ってくださる方々の、
ときどき口ずさむはな唄のように軽やかに、こころのどこかで流れてくれることを願っています。
いよいよ、お会いする時間が近づいてまいりました。なんだか身も心も弾んできます。
ボサノヴァを奏でるギターのように、楽しげに切なく、ポロロン、ポロローン・・・・。
あの、みどりの風が通り抜ける丘のうえで、会いましょう。  
也哉子

也哉子さんへ
毎日、暑い日が続きますね。アイスクリームばかり要求する子どもたちに
「ごはんを食べてからね」という台詞を何回使っていることでしょう。
対談、あっというまに終わってしまいました。
季節の移り変わりを感じながらの、おしゃべりは本当に楽しかったです。
今回しみじみ感じたことは、人との出会いって“すごいなぁ”ということです。
なぜって「生きているのっていいなぁ」感じることが出来るのですから。
也哉子ちゃんとの出会いはその“いいなぁ”を深く感じさせてくれるものでした。
はじめて出産を体験したその晩。私は我が子に「生まれてきて良かった」って
感じられる子に育ってほしい。そしてシンプルな幸福を味わえる子になってほしいとそう願いました。
例えば、青空を見て「美しい」と感動し、旬の野菜を食べ「美味い!」と感じるみたいな。
木の温もりを肌で感じ、ふかふかな土の上に裸足で立つ楽しみも覚えていてほしいと。
そして時には、空を覆うスモッグや川、海の汚れを憂う子に。
也哉子ちゃんとは、私の仕事を介し出会ったけれど、幸福なことに友達という関係にまでなれた。
出会いは偶然でも、いつのまにか必然に変わり、この様に「本」という形の共同作業までしていく。
そして今度は、本を読んでくださる方にまでつながっていく。
何だかすごいことですよね。
也哉子ちゃんと豊かな時間を共有し、共に何かを考え、感じあえた喜びは私の
「生きていてよかった!」になりました。今更ながら改まって、少し変ですが、いつも
私を受け入れてくださって本当に有りがとうございます。
心から感謝しています。これからも也哉子ちゃんと楽しく素敵な時を一緒に
味わえることが出来ますように。
暑い日が、まだまだ続きます。夏バテに気を付けてくださいね。またお会いする日まで。

志村季世恵親と子が育てられるとき 岩波書店 内田也哉子・志村季世恵

740円(税別)

親と子が育てられるとき 岩波書店 内田也哉子・志村季世恵 単価 740円 購入数

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