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新装版・沖田総司おもかげ抄
新人物往来社
森満喜子
ISBN4404028075
◆遠くまで行ってしまった
ボクらの好きな人、沖田総司!!
司馬遼太郎「新選組血風録」に実名で登場する、
森満喜子さんの沖田総司研究35年の結晶!!!
■面影ーおもかげ−とは、実際にそこにはなくて眼前に
思いえがく姿のこと、と辞典にある。『万葉集』をひもといてみると、
里遠み恋ひわびににけりまそ鏡おもかげ去らず夢に見えこそ
燈火のかげにかがよふうつせみの妹が笑まひしおもかげに見ゆ
遠くあれば姿は見えず常のごと妹が笑まひはおもかげにして
等の相聞歌におもかげという言葉が出てくる。一首めは、
あなたが住んでいる里が遠いので恋しくてたまらない。
そのおもかげはいつも私から離れず、とうとう夢にまで
見てしまった。二首目と三首目の「妹」というのは妻か
恋人の女性のことであるが、これを「君」に置き換えて
みよう。二首目は燈火にちらちらと照らし出されて笑って
いる君−あなたの笑顔が心の中に浮かんでくる。
三首目、あなたは遠くにいらっしゃるから姿は見えないけ
れど、いつものようにその爽やかな微笑は私の心の中におもかげとなって現れてくる。
幕末の新選組の一隊士として二十五年の生涯を終えた沖田総司の姿は
写真も肖像画もなく、私たちはただわずかに残された資料の中から思いえがき、
その明るい表情を想像するにすぎない。
しかし、百余年の歳月を隔てた茫漠とした霧の中を模索とてゆくと、
いつしか一つのおもかげが形をなして浮かび上がってくる。
(本書はじめにより)
目次
一 生い立ち、家系
二 試 衛 館
三 試衛館塾頭時代
四 京へ
五 新選組結成
六 新選組副長助勤
七 池田屋事件
八 山南敬助脱走
九 西本願駐屯所
十 伏見奉行所
十一鳥羽伏見の戦他 新装版沖田総司おもかげ抄 新人物往来社 森満喜子
2200円(税別)
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