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ネルソンさん、あなたは人をころしましたか?
ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」
講談社
アレン・ネルソン
ISBN4062119048
死体のにおい、戦場の音・・・・・・
戦争の本質は今も昔も変わらない。
「ミスター・ネルソン」
女の子はまばたきもせず、わたしをまっすぐに見つめると、たずねました。
わたしにとって運命的な質問でした。
「あなたは、人を殺しましたか?」
だれかにおなかをなぐられたような感じがしました。
わたしの体はこわばり、重くなり、教室の床にめりこんで
いくような気がしました。
(本文より)
★ベトナム戦争を知らない読者のために★
世界地図を広げたら、まず、あなたの国、日本をさがし、
そして東京を指さしてみましょう。そこから南西へ、つまり
左下へ指を少しずつ動かしていくと、沖縄の島々を見つけることができます。
それからさらに左下へと指を動かせば、東シナ海をわたって、
あたなの指は大きな半島の、海に面した南北に細長い国にたどりつくことでしょう。
それがベトナムです。
二十世紀の中ほどから、ベトナムではさまざまな戦乱が続き、
それは一九四九年、ついにベトナムを北と南の二つの国に分団
してしまいました。一九六十年代にはいると、アメリカ合衆国が
ベトナムの戦乱に介入をはじめました。アメリカ軍は南政府軍とともに、
ベトコンとよばれる反政府軍のゲリラ兵たちを敵として戦ったのです。
一九七五年、南ベトナム政府がなくなり、アメリカ軍が完全撤退するまで、
この熱帯のジャングルを舞台にした悲惨な戦乱は続きました。
それがベトナム戦争です。
あなたはもう生まれていたでしょうか?
それとも、まだ生まれていなかったでしょうか?
いずれにしても、戦争の本質は、今も昔も変わりません。
ほんとうの戦争は無慈悲で残虐でおろかで、そして無意味です。
目次
1「あなたは、人を殺しましたか?」
2 わたしが海兵隊に入ったわけ
3 沖縄での一か月
4 ほんとうの戦場、ベトナムへ
5 これが戦争の現実
6 わたしを変えた体験
7 もう殺したくない
8 それからの戦い
子どもたちの感想より
ネルソンさん、あなたは人をころしましたか? 講談社 アレン・ネルソン
1300円(税別) |
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