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木彫・塗りの入門技法
日貿出版社
渡辺一生
ISBN4817050179
渡辺一生の技法を全公開!!
塗りの技法の入門から応用までを豊富な作品例とテクニックにより解説!!
木彫の作品を彫り上げたならば、次は「さて塗ろう」と言うことになります。
ここまで何日も何ケ月もかけ、一彫り一彫り手塩にかけて完成の時を思い、
手にだきしめてきた作品ですから、彫りあがった時は何とも言えない満足感を覚えるもの
です。さて彫り上がった作品はそのまま何も塗らないで、木肌に自然に色が
ついていくのを待つ方法があります。この時は、作品を直接手にもって木肌を布で拭きながら
その感触を楽しむことができます。しかし、木彫作品を工芸品として作り日常の用に使うとなると、
やはり木肌の表面にその使用目的に合った塗料を塗らなくてはなりません。
日本の塗料の原点は柿渋でした。柿渋は秋にとれた渋柿の実を壷に蓄えておいて、
発酵した渋をそのまま塗っては乾かし塗っては乾かしして使われたもです。この柿渋の使い方で
一番よく知られているのが和紙を貼った番傘に塗ることです。
また布の染色に使われる型紙にもやはり柿渋を塗りました。
これはどちらも書き渋の防水性を利用したもので、日本人の知恵の一つと言えるものです。
柿渋の次に登場したのがうるしです。うるしはうるしの樹に傷をつけて樹液を集めたもので
塗料としては古い歴史を持ち、古墳からの出土品にも使われていて驚かされます。
このような塗りの歴史の上に、現在の塗りの発展があります。
塗りは古くから発達した技術ですのでその方法も幾通りかに分かれていますが、
その基本としては下塗り、中塗り、上塗り仕上げ塗りと分類されます。
またうるしのような伝統技法ではそのプロセスも非常に細分化され、その上に下地の量と種類、
塗る方法も厳しく制限されたものがあります。
木彫の場合は個人個人が新しい方法で塗ることができるのです。
(本書はしがきより)
目次
塗りの実際
塗りの材料と用具
サンドペーパーの使い方
1 チューリップの写真額をセピア系に
2 唐草模様の写真額をメープル系に
3 唐草模様の写真額をオーク系に
4 紫陽花模様のお盆を紅茶で仕上げる
5 紫陽花模様のお盆をオークお系に
6 調味料入れをコーヒーを使って仕上げる
7 ラワンボードをセピア色に
8 アカンサス唐草模様の壁鏡をオリーブ系に
9 バラの丸彫りをマホガニー系に他
木彫・塗りの入門技法 日貿出版社 渡辺一生
2800円(税別)
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