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刑事たちの夏 久間十義 警察小説の新しい傑作誕生! その男は空から降ってきた。 梅雨があけたばかりの、抜けるような青空から、両手両脚をひろげ、 スカイダイバーのように大の字になって、真っ逆さまに。 「墜ちた!人が墜ちてきたぞ!」 男がダイブする瞬間を見た者は残念ながら1人もいなかった。 ただ、墜ちてくる数秒間をその目に捉えた者は、少なくとも三人いた。 降ってきた男の身体はぴくりとも動かなかった。 一一〇番通報で現場に警察官が駆けつけたのは、 それから約十分後。七月九日、午後一時四十四分のことだった。 (本文「プロローグ」より) 大蔵省審議官の突然の墜落死。事件は警察内部、 政界トップをも巻き込む一大スキャンダルへ...。 命を賭して腐敗した権力機構と闘う人間たちを描く、 あまりにリアルな問題作 。 ¥1890(税込) |
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