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図説拷問全書
筑摩書房
秋山裕美
ISBN 4480037993
☆☆鞭打ち、火責め、水責め、・・・・☆☆
死ぬことすら許されない恐怖!?!?
中世ヨーロッパの暗黒をえぐる。図版満載!!
拷問とはいったい誰のために行われたのか。
中世ヨーロツパでは、何が罪に問われ、
どのようにして拷問や刑罰が行われたのか。
理不尽極まりない魔女狩りや異端信仰の排斥
に猛威を振るった、宗教裁判の背景とは。
鞭打ち、火責め、水責めから拷問椅子、謎の責め具の詳細まで・・・。
死ぬことすら許されなかった苦痛の数々を豊富な図版とともに検証する。
(解説 柳下殻一郎)
中世ヨーロッパで行われていた拷問について
、私たちは一度くらいは見聞きしているだろう。
ろうそくの炎が壁に飾られた十字架を照らし出す暗い地下室。
犠牲者は鉄でできた椅子に拘束されたり、
あるいは後ろに手に縛られて滑車で高く吊り上げられる。
尋問に答えなければ、さらに締め上げられ痛みに震える
犠牲者の肌に鞭が振り下ろされる。
暗い地下室にうめき声が響く・・・・・。
まるで映画に出てくる犯罪組織のリンチ現場のような光景だが、
これらの拷問は決して非合法ではなく、
あくまで公の権力による合法的な司法手段だったのである。
こうした合法的な拷問は、裁判に先立ち、裁判官や書記官といった
役人の立会いの下で、刑吏が兼ねる拷問官の手によって行われた。
警察組織が未発達だった当時は、証拠が
不十分な件では裁判官が拷問を命じ、
それによって得られた自白を「証拠」としたのである。
つまり拷問の真の目的とは、肉体を傷つけることではなく、
罪を自白させ、共犯者の名前を言わせることにあったといえる。
とりわけ一五世紀から一七世紀に盛んに行われた魔女裁判
では拷問が大幅に取り入れられたため、本来ならば立証しにくいはずの
「魔女」という罪を、大量に宣告できたのだった。
(本文より)
■目次
第1章 拷問という制度とその背景
司法行為としての拷問
神明裁判 神による裁き
公開処刑
人狼
偶然刑
魔女裁判他
第2章 罪に問われる
罪の意識
謀殺 計画的な殺人
故殺 衝動的な殺人他ラ
第3章 拷問が行われる
拷問は誰のために行われたか
拷問前の「針刺し」 魔女の場合
親指締め
引き伸ばし責め他
第4章 刑罰が与えられる
刑罰のなかの象徴的イメージ
死刑の諸相
斬首刑
釜ゆで刑
四つ裂き他
図説拷問全書 筑摩書房 秋山裕美
1100円(税別)
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