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独裁者の言い分
柏書房
R・オリツィオ
松田和也訳
ISBN 4760124039
王様ですが、何か?
ブッシュ、フセイン、金成日だけじゃない。
この世は「独裁者」だらけ!!!!
アミン、ボカッサ、ヤルゼルスキ、ホッジャ、デュヴァリエ、メンギストゥ、ミロシェヴィチ。
彼等の貴重な本音を収録・・・悪のプロフィール付き!!
本書の中で著者が直接インタヴューしている相手は、
いずれもかつての筋金入りの独裁者==何十万人という単位で人殺しをしている、
想像を絶する怪物たちである。中には、面白半分に人肉を喰った(と称される)
人物までも含まれているほどだ。
当然、彼らに対するインタヴューはいずれも一筋縄ではいかないが、
著者は老練なハンターさながらに、あらゆる秘術を尽くしてターゲットを追いつめる。
無論、その過程で当局のマークを受けたり、挙句の果てに逮捕拘禁されるなど、
冒険小説さながらの危機にも見舞われる。
だが、何といっても本書の最も恐るべき点は、
著者の巧みなインタビューによって浮き彫りにされる、
彼ら怪物たちの人間像にある−−
そう、文字通り、「人間像」だ。実際には彼らは怪物などではない。
人間ならではの苦悩と弱点、理想と欲望を持ち合わせた、
全くありきたりの人間に過ぎないのだ。否、むしろ彼らはあまりにも、
過剰なまでに「人間的」でありすぎたがゆえに、
怪物たらざるを得なくなってしまった人々なのである。
(本文より)
七人の主役
アミン 人食いの怪物を追って
「今日も公開処刑がありましたよ」/「アミンさんは、蝿一匹殺せない本物の紳士さ」他
ボカッサ 裁きの杖を持つ男
食人鬼の戴冠式/教皇から賜った十字架/皇帝の奇妙な述懐/
語ることを忘れられた物語他
ヤルゼルスキ ソヴィエトの鬼っ子
「歴史」に責任を負わせる/スターリンからの贈り物/矛盾に
満ちた人生/厳戒令の真相他
ホッジャ パルチザン夫婦の末路
アルバニアの黒後家蜘蛛/独房に監禁される/コンクリートの
戦車70万基/女学校の校長?真の独裁者?その名はネジミエ他
デュヴァリエ ヴードゥー国の神
19歳の終身大統領/ベイビーをめぐる女たち/祭司と秘密結社
に見放された政権他
メンギストゥ 真面目で几帳面な虐殺者
便所の下に埋められた王/「私は見捨てられてなどいない」/
またしてもアメリカの手配で脱出/匿う理由他
ミロシェヴィチ 民族浄化を支えた女の言い分
ミラ・マルコヴィチ/私のスロバ/戦争提唱者への道/一家はEUの敵他
独裁者の言い分 柏書房 R・オリツィオ 松田和也訳
1800円(税別)
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