伝統的な健康食材の旅
角川oneテーマ21
秋場龍一
伝統的和食は森林浴と似ている。
南は沖縄・栗国島から、北は北海道・知床半島まで。
究極の健康食材を訪ねる旅。
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島民880人の珊瑚の海で作る塩
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「醤油の国」へ至高の味を求めて
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昔、豆腐はハレの料理だった
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鳥梅は末期ガンの激痛も抑える
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緑茶は肝臓を保護する
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味噌汁は医者殺しの訳
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ダイエットにはまず米を食う
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京都の一流料亭の風味は利尻昆布が素
食事をするとき、「いただきます」というが、この「い」とは
「飯」と「命」のことを意味する。食べるという行為は、動植物の
「命をいただく」ことである。むかしの人たちは、食前に食べものを前にして、
生きものの命をいただくという畏怖と敬虔の念を抱いて、
食事に取りかかったのであろう。そのこころが、「いただきます」という言葉と
なったのではなかろうか。
それはきっと、食物連鎖の最終に位置するヒトという
生物種の最低限のマナーなのだ。恐らく、人間は「いただきます」という言葉の
本意を忘れたとき、地球環境をむやみに破壊しひいては自分の「命」の尊厳を
見失うのであろう。つい先日、おもしろい光景を見た。
自宅から自転車で10分ほどで、池袋という東京の一大ターミナルに着く。
私は、夕食を「大戸屋ごはん処」南池袋店ですませた。
驚いたのは、女
性客の多さだ。ときどき行く高田馬場店はいつも半分ほどの
女性客だったが南池袋店は何と8割方が女性客なのだ。
どの客も連れと愉快そうに談笑しながら、仕事を終えたプライベートタイムを
愉しんでいる。
大戸屋は首都と周辺に60数店舗ある定食屋で、最近どんどん店舗数が
増えている。この店の特徴は、たとえばごはんは低農薬のコシヒカリ、
豆腐は本にがりを使うなど食材にかなり気をつかい、それぞれの定食の
献立はほどよく栄養バランスがとれている。
また、若い女性客が多いことも特筆すべきことだ。
定食屋というか大衆食堂(死語か・・・)に若い女性同志で入れる店はあまりない。
大戸屋が若い女性客を見事にキャッチしているのは、定食600円台という価格、
清潔で明るい寡囲気もそうだが、安全な食材と栄養バランスを考えたメニューが
大きく寄与しているのではないか。
「食と健康」ということに、若い女性たちはかなり敏感に反応しはじめている。
(「伝統的な健康食材の旅」より)
目次
序章 迷走する食卓
塩の旅
酢の旅
醤油の旅
豆腐の旅
梅干しの旅
茶の旅
味噌の旅
米の旅
さつまいもの旅
にんにくの旅
昆布の旅
食後の口上
極私的食生活の実態 ― あとがきにかえて
571円(税別)
伝統的な健康食材の旅 角川oneテーマ21 秋場龍一
単価 571円
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備考
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