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黙りこくる少女たち
講談社
宮淑子
ISBN 4062119161
教室の中の「性」と「聖」
「中一少女手錠監禁致死事件」に代表される現代の闇に肉迫!
スクール・セクハラで閉ざされた女性との心、
病んだ教師たちの本性に、女性ジャーナリストが体当たりで迫ったルポルタージュ!
●先生だけは信じたいのに!
いま、小・中学校、高校のセクハラは「スクール・セクハラ」と呼ばれるが、
加害者は教師、被害者は教え子というケースが圧倒的だ(そのほかには、
教師対教師、校長対教師、教師対PTAなどがあるが、本稿では省略する)。
大人と子ども、男性と女性という二重、三重の力関係、権力関係が重なるから、
被害の訴えが 正しく受け止められ、救済されるのは、かなり難しいと言わざるをえない。
さらに教育の場では、教師がすることは絶対であり、体罰をふるっても、
「教育的指導」だの、「愛のムチ」だのと言いくるめられてしまう構造があるから、
スクール・セクハラも、同じ理由でもって隠蔽されてしまいがちだ。
また、スクール・セクハラという概念がないところでは、加害教師
の加害意識が希薄であるばかりか、被害児童・生徒もそれを「犯罪」と理解し、
みずらかの「被害」を訴える段階にまでは行かない場合も多い。
それよりも何よりも、「先生がまさか・・・・」「先生だけは信じていたのに・・・・」と、
被害を受けた児童・生徒の驚き、戸惑い、は信じられないほど大きなものとなろう。
そして、その被害を公にすることに、どれほど逡巡していることだろう。
(本書「はじめに」より抜粋)
第一章 スクール・セクハラ「だって、先生が怖いもん」
ひなびた山村の学校で
「だって、先生が怖いもん」
自ら命を絶ったK教諭
私の記憶を消したい!
教育委員会は何もしてくれない
すべてが曖昧にされるムラ社会他
第二章 教師と生徒の禁断の愛のゆくへ「私は被害者ではない」
「淫行教師」との待ち合わせ
二十二年前の記事
女性の性的自己決定権
本に書かれた「恋愛」の真実
マスコミや教育界への不信他
第三章 少女手錠監禁致死事件の心の闇「教師の危いバランスシート」
1 加害者になる危さ
中国道で起こった事件
強盗と監禁致死
悲劇はこうして起こった他
2 被害者になる怖さ
テレクラから出会い系サイトへ
畑で犯人たちの名前を呼ぶ
息子は世の中にいてもいいバカだった
すべては携帯電話から始まった他
3 三十代、シングル教師は危ういか!
教師のセクシュアリティとは?
教師はスケベ
子どもが性的対象になる
アダルトビデオ好き他
4 ストレスが蔓延する教育現場
ゆとりがなくなった
夏休みもなくなった
評価が厳しい
ストレスがたまる
なぜ、心を病む教師が増えるか
黙りこくる少女たち 講談社 宮淑子
1600円(税別)
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