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長寿の一汁一菜
NHK出版
中村成子
素材のよさをきちんと生かした「一汁一菜」。
ご飯、みそ汁、おかず、漬物が、現代にあって
私たちが正しく「食」を理解してゆくための礎となるでしょう。
子どものころから食べ慣れ、親しんで家々に伝えられてきた
「四季の汁もの、おそうざい」はお金では買うことのできない真味であります。
四季折々、もったいない、無駄にしたくないと、台所ごよみができるほどに、
梅干しに始まり、ぬか漬け、たくあん、白菜漬け、つくだ煮、常備菜と
好きな台所仕事に明け暮れております。
「おいしいものを食べさせたい」と、家族のために、味も形も自然のものを尊び、
旬を大切に手をかけ、心をつくした家庭科理は、決してぜいたくでも
華やかでもないけれど、本当においしく、体にいいと思います。
一粒の小さな種から大地に根をおろす大根、
一人の農家のおばあちやんとの出会いから始めた野菜作りは、
私の「心の糧」となり、自然の恵みに感謝して、素材を生かしての
料理を楽しむよろこびへと導いてくれました。
昔から作られてきたお豆腐や大根の千六本、わかめと油揚げ、
季節ごとの一椀にどれほど愛情がかけられてきたことでしょう。
切り干し大根と里芋、ひじきに油揚げ、五目豆・・・・・・。
コトコト煮炊きする音を聞きながら、素朴なお菜に昔の人の心根が
しのばれます。環長い歳月を育んで作り続けられてきた
料理には、一人の人の思いつきや、好みでは及ばない根拠があり、
積み重ねた創造性や思い入れを、母から娘へと受け継いでゆくことは
大切なことではないでしょうか。
よい食材で心をこめてつくる「ご飯と一汁一菜」が命を守り、
家族の絆となり、すべての人の願いである「健やかな長寿」に
つながりますように。日々の暮らしを大切に、よすがとなることを願っております。
稲の花咲くころに・・・
中村成子
青のり汁
沖縄風いりおから
野草ご飯 |
けんちん汁
焼きあなごのかぶら蒸し
ゆり根おこわ |
えんどうのくず汁
たいの子とふきの
炊き合わせ桜ご飯 |
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ソーキ汁
ゴーヤチャンプルー |
四季のご飯
白魚天丼、ふきのとうめし、
焼きたいめし |
長
寿 |
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1300円(税別)
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