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バカの壁
新潮社
養老孟司
ISBN 4106100037
またまた出ました養老先生の大ベストセラー!!
「話せばわかる」なんて大うそ!!
イタズラ小僧と父親、イスラム原理主義者と 米国、若者と老人は、
なぜ互いに話が通じないのか。そこに「バカの壁」が立ちはだかっているからである。
いつの間にか私たちは様々な「壁」に囲まれている。
それを知ることで気が楽になる。世界の見方が分かってくる。
人生でぶつかる諸問題について、「共同体」「無意識」「身体」「個性」「脳」など、
多様な角度から考えるためのヒントを提示する。
題名の「バカの壁」は、私が最初に書いた本である『形を読む』(倍風館)から
とったものです。二十年も前に書いた本ですから、そのときはずいぶん極端な
表現だと思われたようです。結局われわれは、
自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、
自分の脳だ。そういうつもりで述べたことです。
あるていど歳をとれば、人にはわからないことがあると思うのは当然のことです。
しかし若いうちは可能性がありますから、自分にわからないかどうか、それがわからない。
だからいろいろ悩むわけです。そのときに「バカの壁」はだれにでもあるのだという
ことを思い出してもらえば、ひょっとすると気が楽になって、
逆にわかるようになるかもしれません。そのわかり方は、世間の人が正解というのと、
違うわかり方かもしれないけれど、もともとも問題にはさまざまな解答があり得るのです。
そうした複数の解を認める社会が私が考える住みよい社会です。
でも多くの人は、反対に考えているようですね。
ほとんどの人の意見が一致している社会がいい社会だと。
この本の中身も、世間のいう正解とは違った解いくつも挙げて
いると思います。でもこの本の中身のように考えながら、
ともかく私は還暦を過ぎるまで生きてきました。
だからそういう答えもあるのかと思っていただければ、それで著者としては幸福です。
もちろん皆さんの答えがまた私の答えとは違ったものであることを期待しているのです。
(本書養老先生のまえがきより)
目次
第一章 「バカの壁」とは何か
第二章 脳の中の係数
第三章 「個性を伸ばせ」という欺瞞
第四章 万物流転、情報不変
第五章 無意識・身体・共同体
第六章 バカの脳
第七章 教育の怪しさ
第八章 一元論を超えて
バカの壁 新潮社 養老孟司
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