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「赤ずきん」の秘密
民族学的アプローチ
紀伊国屋書店
アラン・ダンダス篇
池上嘉彦・山崎和恕・三宮郁子訳
ISBN4314007443
ペローやグリム、アジアにも広がるさまざまな「赤ずきん」像を探る。
「赤ずきん」は生き返らない?狼は二匹いた?狩人やおばあさんの正体は?
◎赤い色のずきん、またはケープを身にまとい、祖母のところへ食べ物と
飲物を入れた籠を持ってお見舞いに行く小さな女の子の話「赤ずきん」は
「シンデレラ」や「白雪姫」と並び、日本でもよく知られている外国の民話だ。
なかでも有名なのはグリム兄弟に先立つペロー版をはじめ、ヨーロッパのみならず
アジアまで多くの異話が分布している。その語り口や話の筋も、さまざまな
変遷を経ており、多くの謎が秘められている。
本書ではこうしたさまざまな「赤ずきん」像を紹介、実証科学的に考察するとともに、
「赤ずきん」の解釈をめぐる多様なアプローチの12篇を収録した。
◎赤ずきんの解釈の幅は、天体神話、神話・儀礼的、社会・歴史的、なものから、
さまざまな精神分析的な意味合いをよみとろうとして競合しあうものに至るまで、
およそあらゆる域のものにわたっている。この特定の一つの話の意味を読み解こうとする
相当数の試みを一冊に集めてみるーこのことの利点は、どのアプローチ、
あるいはどのアプローチの取り合わせがもっとも説得力があり、教えてくれるところが
多いかを読者が一人一人自分なりに決めることが出来るという点である。
提供されている解釈のどれもが完全に納得のいくものではないということも、
十分あり得よう。そのような場合は、読者はそれをきっかけに自からの
新しい作り上げようとすることもあろう。
(本書序より)
目次
赤ずきんちゃん
ちいさな赤帽子
おばあさんの話
虎枯婆
「赤ずきん」は神話か
赤ずきん 小さな五月祭の女王
赤ずきんは自由の帽子をかぶっているのであろうか
男性による創造、投影としての「赤ずきん」
「児童期」感と子供の民話
昔話と夢:「赤ずきん」の話をめぐって
赤ずきんと思春期の少女
「赤ずきん」の精神分析学的な解釈
「赤ずきん」の秘密 紀伊国屋書店 アラン・ダンダス篇 池上嘉彦・山崎和恕・三宮郁子訳
2816円(税別)
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