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9月11日からのラブレター
マガジンハウス
Greg & Lauren
ISBN4838713711
私は祈りつづける。
残虐なる攻撃で亡くなった人に、生きようと必死で戦っているローレンに。
私は信念をもって、希望を見いだそうとしている。
「妻よ、生きてくれ」
失意のアメリカを立ち直らせた愛の奇跡!
発売と同時に「amazon.com」で第一位!
「・・・・・・どうか私を生かしてください」
2001.9.1.ニューヨーク。
朝の8時半、普段より15分遅れで、ローレンは自宅を出た。
同8時48分、彼女は世界貿易センター北タワーのロビーに
入ろうとした・・・・・・その瞬間、ローレンは全身の82.5パーセントに
大やけどを負った。
同9時35分、グレッグのもとに一本の電話が入る。
「......奥さんが......」
何だ!飛行機が世界貿易センターにぶつかっただって?」
私は急いでテラスに出た。
マンハッタンのウエスト・ストリート沿いのツインタワーを見ると、
北タワーの上部に巨大な穴が開き、黒い煙が立ち昇っていた。
飛行機はカンター・フィッツジェラルド社のオフィスに直接、
もしくはやや下の付近に、ものすごい衝撃でぶつかっていた。
ローレンとカンターの社員たちはきっと生存している、
私はそう自分自身に納得させようと必死だった。
ローレンのオフィスに電話をかけ続けたものの、ずっと話し中だった。
携帯に電話をしても、呼び出し音は鳴らなかった。
部屋中をのろのろと歩き回りながら、私は壁をたたいて
ローレンの名前を叫び続けた。今度は2横目の飛行機が
南タワーにぶつかるのが見えた。それはちょうど84階にある私のオフィス、
ユーロ・ブローカー社のあたりだった。その瞬間、私は戦場で目の前の爆破を
見ながら部隊を離れていく兵士にでもなった心境になった。
友人と家族から安否の問い合わせが次々にあった。私は答えにつまった。
(「プロローグ」より)
9月11日からのラブレター マガジンハウス Greg & Lauren
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