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ハリーポッターともうひとりの魔法使い
作家J.K.ローリングの素顔
メディアファクトリー
マーク・シャピロ
鈴木彩織/訳
離婚、失業、生活保護.....
カフェの片隅で乳母車をゆらし魔法の世界を紡ぎ続けたシングルマザーの物語。
| 推薦!!!「ハリーポッター」シリーズ翻訳者 松岡佑子 |
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平凡の中に非凡があり、偶然の中に必然が潜む。
普通の中に必然が潜む。
シンデレラストーリーを淡々と語る、やさしいまなざしの伝記。
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ジョアンが九歳になると、両親はもう一度引っ越しをしようと考えた。
といっても、今度の引っ越しは昔からの夢をかなえるためのものだった。
ピーター・ローリングと妻のアンは、そろって生粋のロンドンっ子で、
もともとは都会の人間だった。
郊外で暮らしていたのは生活費を安くあげるためで、いずれは都心で
暮らしたいという夢をもっていた。
そうするうちに、自動車工場の整備士だったピーターが昇進して、
前よりも高い給料をもらうようになると、ふたりはようやく腰をあげた。
ピーターとアンは、都会の暮らしをなつかしく思う一方で、
身近に森や丘がある生活も捨てがたいと思うようになっていた。
そこで、大都会よりも地方の小都市のほうがいいだろうと考えた。
タッツヒルはチェプストーの近くの小さな村で、
王室御料林だった「ディーンの森」の中にある。
町といってもいいほどの大きさで、道路も商店も充実していたし、
学校もいくつかあった。それでいて、すぐそばをワイ川が流れ、
あちこちに野原がひろがっているので、
都会と田舎がまざりあった理想的な環境ができあがっていた。
ジョアンとダイはすぐに新しい暮らしに慣れた。
川辺で何時間もはしゃぎまわったり、野原に行っては
自分たちで考えた変わった遊びを試してみた。
ジョアンは外で遊ぶのが大好きで、近所の子供ともすぐに友だちになった。
気分がいいときは、原稿をもちだして、自分でつくつたお話を
子供たちに読んであげることもあった。
子供たちは、こんな小さな女の子がどうしてありもしない場所のことを
面白おかしく話すことができるんだろうと思いながらも、
物語にひきこまれ、だんだんとお話の時間を待ち遠しく思うようになっていく。
(本文「夢見るファンタジー作家」より)
目次
Introduction 謎の魔法使いローリング
1. めがねをかけたヒーロー登場
2. ウサギの穴に落っこちて
3. 夢見るファンタジー作家
4. 空から降ってきた魔法使い
5. 新しい命の誕生
6. 乳母車を押しながら
7. 世界にひろがる不思議な力
8. やがてくる別れの日まで
9. 手にはいつも魔法のペン
ハリーポッターともうひとりの魔法使い メディアファクトリー マーク・シャピロ
900円(税別)
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