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時は幕末、勤王派と佐幕派の対立が厳しさを増し、
歴史が大きく動こうとしていた。
また、舞台となる徳島藩と淡路島にあるその属藩・稲田家とは、
歴史的背景から来る確執と主義主張の違いから対立関係にあった。
淡路島の貧しい農家の娘として育ったお登勢(沢口靖子)は、
本藩の下級家臣、加納市左衛門(橋爪功)の家に奉公に出される。
お登勢は、奉公先に向かう船の中で運命の人、津田貢(葛山信吾)に出合う。
貢に会った瞬間、恋に落ちるお登勢。しかし、貢は稲田家の家臣であり、
勤王の志士であった。
そしてなによりお登勢の奉公先である市左衛門の
愛娘・志津(森口瑤子)の恋人であった。
貢と志津の結婚と破局、池田屋騒動、理想に破れた貢の挫折、
そして稲田騒動(庚午事変)....。
まるでお登勢の愛を試すかのように、数々の試練が降りかかる。
淡路から東京、そして北海道・静内へと、時代の流れに翻弄されながらも
運命と向き合い、乗り越えていく。
激動する幕末維新期の荒波の中で、
愛一筋を貫き通したお登勢の波乱の生涯を描いた、
船山馨の不杤の名作「お登勢」を原作に、
ジェームス三木が描く本格的時代劇。
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