■会員の活動記録
第18回 全淡短歌祭
平成12年5月9日 於 洲本市民会館
新緑さわやかな1日、出詠者90名の中60余名が出席して盛会でした。
はじめに震災記念公園の中に建立されています皇后陛下御歌碑の御歌を
日種和子が謹んで朗詠し一同しみじみと拝聴しました。
野村会長さんも歌会に加わってくださり和やかに熱心に勉強会が行われました。
互選による入選作品
灯を消せばわが裸に闇なほ深し独り夜更けをきく雨の音
米沢華子
一九歳、二〇歳と彫りし兵の墓淡き冬陽の射して静もる
荒浜悦子
いのちあらば逢ふやも知れずひそやかなる思ひいだきて聞く冬の雨
岩佐美代
ボール一個三億円で買ふ人も飢える難民も地球の一人
亀井美代子
鵯に少し残してネット張る白菜畑の冬日やわらか
前田陽子
ひんやりと咽喉すべりゆく剃刀がおりふし反す窓の新緑
巌渕紹安
老い母を木陰に坐らせ時折に目を遺りながらみかん採りたり
豊田清美
さわさわと雨降る音のやさしかり芽吹き初めたる野をけぶらせて
坂東秀
口の辺の痺れ癒えざる妻こぼす飯拾いやる慣れてうとまず
木村義一
逢うは皆見知らぬ人となりし里古りし水軍は蔦からみおり
川端富雄
布蒲干す妻のやさしさ追いかけて無邪気に遊ぶ日だまりの猫
笹津淨教
地震の日よりはや四年経ぬかの刻ぞ耳うら寒く風の音きく
山科和子
母を恋ひ故郷恋ひつつ散りゆきし学徒の遺詠夫と読み合ふ
安田茂子
弁解の最初の言葉につまずいて息のむ音の受話器に漏れる
甚尾美智子
第24回 淡路俳句大会
平成11年11月21日(日) 於 淡路文化史料館
洲本市文化史料館にて開催された標題の俳句大会は、
79名の参加者を得て、盛会裡に終了した。
同大会に出席の代表選者による特選賞を獲得したのは、次の皆さんであった。
中谷畦雪選
青空に鳶高み行く通草の実
原茂美
齋藤蘆穂選
秋蝶のつかずはなれず蝶衣の碑
三根香南
森岡花雷選
霧吹きて菊人形の髪を梳く
石上晉
小倉行子選
胸に矢を刺して仕上がる菊人形
高田菲路
野上笙風選
埒も無く軽き実なりし烏瓜
中小路禮三
玉置金星選
余生ふと思ふ時あり根深汁
西岡とくゑ
久保曲浦選
日溜まりの中の一戸に冬ざくら
島田たか子
真県緑泉選
夕焼け西へぴたりと風見鶏
好本鈴子
奥村梅村選
身に入むや佐伯の画集壁ばかり
高田菲路
大星たかし選
霧吹きて菊人形の髪を梳く
石上晉
高田菲路選
大嚏むかし噺の途切れけり
水守郁夫
石上晉選
硯海の水をゆたかに賀状書く
森岡花雷
○受賞者へは、各選者染筆の色紙又は短冊と、
文化協会特製の便箋セットが贈られました。
以上・順不同 (高田菲路 記)
第21回 淡路文学作品展
平成11年11月27日〜28日
於 淡路文化史料館
主催 淡路文化協会
共催 淡路文化団体連絡協議会
後援 洲本市教育委員会
洲本市、五色町 俳句、短歌 25点
津名町 俳句 17点
東浦町 短歌 8点
淡路町 俳句 6点
緑 町 俳句 10点
三原町 詩、俳句、短歌、 17点
西淡町 短歌 11点
南淡町 俳句、随筆 12点
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